薬局だより
お薬手帳の活用方法について
薬局 薬剤師 菅生 亮太
薬局に行くと「お薬手帳をお持ちですか?」と聞かれたこともあるでしょう。お薬手帳とはどのようなものか周知のことと思いますが、その活用方法についてご存知でしょうか?
そもそもお薬手帳とは?
いつ、どこで、どのようなお薬を処方してもらったかを記録しておく手帳のことです。複数の医療機関を受診する時や、転居した時など、『お薬手帳』を見せるだけで、あなたが使用しているお薬のことをわかってもらえます。
どのような活用方法があるの?
1.医療機関にかかる時は必ず持って行きましょう
薬の重複や、同じ薬による副作用の再発防止に役立ちます。
2.言いたい事や伝えたい事を書いておきましょう
体調の変化や気になったこと、医師や薬剤師に相談したいことを書いておきましょう。
3.一般用医薬品(OTC 医薬品等)・健康食品も記録しましょう
思いがけない、よくない組み合わせ・食べ合わせが見つかることがあります。
4.一冊にまとめましょう
他の医療機関から出ている薬との飲み合わせを見ることで、よくない組み合わせが見つかることがあります。お薬手帳は一冊にまとめましょう。
最後に
今飲んでいる薬について、今まで飲んできた薬について、薬を飲んでどうだったかを全て覚えておくことは難しいです。また、それを医師や薬剤師に全て伝えることも困難ではないでしょうか。ぜひ、「お薬手帳」を活用して、あなたの治療に役立ててみませんか?