薬局だより
薬の飲み忘れ対策
薬局 薬剤師 佐藤 賢志
病院を受診し処方された薬を服用しなければならないが、誰でも「うっかり飲み忘れてしまった」という経験があると思います。今回は薬の飲み忘れ対策についてお話ししたいと思います。
どういったときに飲み忘れが起こってしまうのか?
まず、飲み忘れが起こる原因としては、主にうっかり忘れてしまうことや服用時点の記憶が曖昧であることによって起こってしまうのではないかと考えられます。また薬を多く飲んでいる場合には、薬ごとに服用時間や服用方法が異なるためより複雑になり分からなくなることが原因になることもあるでしょう。
飲み忘れを防ぐ方法
飲み忘れを防ぐ方法をいくつかご紹介します。まずはお薬カレンダーを使用する方法です。お薬カレンダーは日付や服用時間でポケットが分かれており、ポケットに薬を入れられるようになっています。その為、薬を服用したか分からなくなった時はカレンダーを確認すれば一目で分かるようになります。
次に一包化です。一包化は薬を飲む時間帯ごとにパッケージする方法です。この方法は薬の種類が多い時に有効です。
困ったら相談を
紹介した方法以外にも飲み忘れを防ぐ方法があります。治療効果を高めるためにも飲み忘れが多いと感じたら、主治医や薬剤師に相談してみましょう。