【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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診療受付時間(月~土 8:30)休診日(日・祝・年末年始12/30-1/2)

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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認定看護師コラム

がん治療とスキンケア

がん化学療法看護認定看護師 佐藤 あや

 現在、がんの患者さんは日本人の2~3人に1人と、とても高い罹患率になっています。原因として食生活の変化や高齢化、生活習慣など様々なことがあげられています。腫瘍の部位や種類により患者さんにとって最善の治療が行われています。

 がんの治療の副作用には、皮膚の障害がみられることがあります。放射線療法や、化学療法の治療では特に、皮膚の異常な乾燥、掻痒感、皮疹や、爪の変化、色素沈着などの皮膚の症状が現れます。皮膚の障害があることで外出が制限されたり、痛みや掻痒感は気分も落ち込みがちになり、日常生活にも大きな影響を与えることがあります。

 これらの症状を予防する対策として①皮膚を清潔にすること②保湿すること③刺激を避けることがあげられます。

①清潔:石鹸は低刺激性のものを使用する。石鹸のつけすぎは肌荒れの原因になります

②保湿:尿素系の保湿クリームが推奨されます。一日数回クリームを塗ると効果的です。クリームの吸収を高めるために、夜寝るときには気にならない程度に木綿の靴下を履いたり、手袋をすると良いです。家事などの作業時にも手袋を着用することをお勧めします。

③刺激:泡で洗う泡洗浄が勧められます。泡を皮膚において直接皮膚をこすらず泡のうえから優しく洗います。紫外線も皮膚刺激の原因のひとつです。外出時には薄く日焼け止めを塗る、つばの大きな帽子をかぶるなどの工夫をすると良いです。

 皮膚の症状が強い際には軟膏で治療をしたり、専門医を受診して頂くこともあります。

 症状の予防は、基本的なスキンケアです。皆さんも心がけて頂くと、いつもきれいな皮膚を保つことができることと思います。

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