ワンポイントリハビリ
冬場の運動不足に~ストレッチ編~
リハビリテーション科 理学療法士 菅田 茉衣
寒い日が続き、外出の機会が減ることで、運動不足になりがちな季節になりました。さらに、コロナ禍によりステイホームの時間がさらに増え「運動を始めたい」と思っている方もいるのではないでしょうか。 しかし、急激な運動はかえって体調を崩す原因になります。まずは、寒さで縮こまった筋肉や関節をほぐすストレッチから始めてみてはいかがでしょうか。今回は、ストレッチについてご紹介していきます。
ストレッチの効果
〇柔軟性を改善し怪我を予防する
筋肉を柔らかくすることで筋肉や腱が伸び、関節への負担が減るため、怪我の予防に繋がります。
〇血行改善し基礎代謝があがる
固くなった筋肉は、血行を阻害します。筋肉を柔らかくすることで血行が良くなり、酸素が滞りなく行き届くため代謝が上がります。
〇疲労回復
運動や日常生活で溜まった老廃物や疲労物質などは、血液に乗って運ばれ分解されます。血行がよくなると、この循環が早まるため疲労回復に効果があります。
ストレッチの方法:20 秒~30 秒間姿勢を維持し、それぞれ1~3 回行いましょう

ももの裏側のストレッチ
伸ばした足先に手を伸ばす

ももの内側のストレッチ
両足の裏を合わせ股を開く

ふくらはぎのストレッチ
足を前に出し、太ももに手を添え、前に体重をかける
ストレッチのポイント
・息を止めず、自然な呼吸で行なう
・反動をつけずにゆっくりと伸ばす
・伸ばしている筋肉を意識する