食中毒を予防しよう!
介護老人保健施設 サニーホーム 管理栄養士 戸田 友里
ジメジメとした梅雨の季節がやって参りました。6~10月は気温と湿度が上がり、食中毒が起こりやすくなる時期です。今回は、食中毒を予防するための3原則と、その具体的な6つの基本を紹介します。
~食中毒予防の3原則~
食中毒菌を
「つけない」
「増やさない」
「やっつける」
~6つの基本~
①買い物
・消費期限を確認する。
・肉と魚はそれぞれ分けて包む。
・生鮮品を購入した場合、寄り道をせず、まっすぐ自宅へ帰る。
②家庭での保存
・持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫へ入れる(収納の目安は冷蔵庫全体の7割程度)。
・冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に設定。
③下準備
・しっかり手を洗う。
・ラップしてある野菜も、よく洗う。
・冷凍品の解凍は、冷蔵庫で行う。
④調 理
・作業の変わり目に手を洗う。
・生の肉・魚・卵を取り扱った後も、手を洗う。
・生の肉や魚を切った後のまな板と包丁は、すぐによく洗う。
・タオルや布巾は、乾燥させて清潔なものを使う。
・加熱は充分に行う(目安は中心の温度が75℃以上)。
・電子レンジを使う時は、均一に加熱する(時々混ぜることも必要)。
⑤食 事
・食事の前に手を洗う。
・調理後の食品は、長時間室温に放置しない。
・温かい料理は65℃以上、冷たい料理は10℃以下に保つ。
⑥残った食品
・冷やす時は早く冷えるように、容器に小分けにして保存する。
・時間が経ったものは、思い切って捨てることも大切。
・温めなおすときは、しっかり加熱する(75℃以上が目安)。
栄養の偏りや睡眠不足などにも気をつけて、規則正しい生活を送ることも大切です。体調を整えて、食中毒を予防しましょう。