【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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薬局だより

花粉症について

薬局 薬剤師 石田 和

 日に日に暖かい春の季節になってきました。今回は花粉症について触れたいと思います。予防と対策をしっかり行って花粉症の季節を乗り切りましょう。

●花粉症とは?

 花粉症は、植物の花粉(スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ等)が原因となって起こるアレルギー性の病気です。花粉が目や鼻の粘膜に接触することで起こります。くしゃみ・鼻水・目の痒み等の症状は、花粉を異物と認識し、体から排除しようとする防御システムです。

●花粉が多くなる日は?

 花粉は天候に大きく影響され、日によって飛散する量が異なります。花粉が飛びやすい要注意日を知っておきましょう。

 ①風が強く、天気が晴れ、または曇り ②最高気温が高い ③空気が乾燥 ④前日が雨

 ちなみに、毎年の花粉飛散量は、前年の夏の天候に影響されます。前年の夏の気温が高く日照が多いと、成長が促進されるため花粉量が多く、逆に気温が低く日照が少ないと、成長が不良で花粉量も少なくなります。

●普段の予防法は?

 花粉アレルギーの症状を防ぐポイントは、花粉への接触を避けることにあります。

 ①花粉情報に耳を傾け、花粉の多く飛散している日には外出を避ける

 ②外出時にはマスク、帽子、眼鏡などを着用する

 ③外出から帰ったら、玄関の外で衣服を払い花粉を家の中に入れないようにする

 ④帰宅後は洗顔やうがいをし、鼻をかむ

 ⑤窓や戸をしっかり閉める

 その他にも、室内を適度な湿度(50~55%)に保つ、洗濯物は部屋干しにする等といった対策も有効でしょう。

●薬は早めに!

 抗アレルギー薬と呼ばれる薬は、花粉症の症状が出る前に予防的に用いられます。花粉が飛散する2週間ほど前から服用することで症状を軽くすることができます。また、花粉症になってしまってからでも抗ヒスタミン薬などで症状を改善することができます。医師の診断を受けて、個人個人の状態に合った薬を処方してもらいましょう。

●薬の副作用は?

 前述の抗ヒスタミンで多く見られる副作用として、眠気や倦怠感、口の渇きといった症状があります。また、最近になってインペアード・パフォーマンスが話題となってきました。

※「インペアード・パフォーマンス」とは、本人は無自覚ですが、パフォーマンスが落ちている状態、つまり、本人は眠いと感じてはいないのに、判断力や集中力が鈍っている状態の事を言います。最近の薬の中にはこういった症状が出にくいとされる薬も出てきています。専門医での診察の際には医師と良く相談し、薬を選択する事も大切です。

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