消化器内科
医師紹介
氏名 | 資格 |
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須藤 晃佑 | 日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会内視鏡専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本消化管学会胃腸科指導医、日本消化管学会胃腸科専門医、日本内科学会総合内科専門医 |
二瓶 憲 | 日本外科学会外科専門医 |
診療体制について
曜日 | 担当医師 | 診療時間 |
---|---|---|
月 | 須藤 二瓶 |
午前:8:45~11:30 |
火 | 原田 | 午前:8:30~11:30 |
水 | 須藤 ローテーション |
午前:8:30~11:30 |
木 | 佐藤(4/1・8・22) 佐々木(4/15) 小暮 |
午前:8:30~11:30 |
金 | 須藤 | 午前:9:00~11:30 |
土 | 菅原(受付10:00まで) | 午前:8:30~11:30 |
※諸事情により診察時間、担当医師が変更になる場合がございます。
当院の消化器内科診療の特徴
当院では外来・入院のいずれにおいても消化器内科・消化器外科が密接に連携をはかれる体制づくりをすすめております。これにより、各種消化器(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・直腸・肛門、肝臓、胆道、膵臓など)の診断・治療を一貫して行う体制を整えております。特に内視鏡診断・治療の充実をはかり、刻々と進歩する医療水準にも迅速に対応し、地域の皆様に安心していただける医療を提供してまいります。受診される際に、消化器内科か消化器外科のどちらかを受診するかで迷う必要はございません。
当院の内視鏡診療
1.検査による苦痛への配慮を十分に行っております。
当院ではがん検診・会社健康診断、人間ドックなど、あらかじめ症状のない方の検査も数多く行っております。そのため苦痛の少ない検査に十分配慮しております。本来検査していれば早期診断・低侵襲治療が可能であったご病気を、検査が苦痛と考えて遠ざかってしまい、進行・悪化させてしまうことは絶対に避けなければならないと考えております。
当院では苦痛を少しでも軽減するため、十分な咽頭局所麻酔に加え鎮静剤の使用をおすすめしています。鎮静剤投与後はお車の運転ができませんので、検査をお受けになる患者さんは、是非ご家族・知人による送迎や公共交通機関をご利用ください。
当院では検査目的に応じて細径内視鏡(経鼻内視鏡 GIF-XP290N)の設備も整っております。お気軽にご相談ください。
内視鏡検査の際、腸管内に空気を送り込み内腔を広げて観察を行いますが、検査中・検査後にこの空気が残存することが検査の苦痛の一因とされております。当院では二酸化炭素送気を導入し、送気による苦痛の軽減を図っております。二酸化炭素は空気の数百倍のスピードで腸管から吸収され、呼気として速やかに体外に排出されるため、苦痛の軽減につながります。健診の際もすみやかに次の検査にうつれます。
2.より高画質な内視鏡検査機器を使用し、検査精度の向上に努めております。
当院では、健診で異常を指摘された患者さんや、一般開業医の先生方からの検査依頼など、より精密な検査を目的に受診される方に対応するため、最新の高画質拡大内視鏡のシステム(オリンパスCV-290)を導入しております。
がん検診や会社健診、人間ドックなどで異常を指摘され、精密検査が必要とされた方は、検査結果をお持ちくだされば、速やかに検査予約をいたします。
診療所やクリニックの先生方におかれましては、日頃の診療で緊急対応・精密検査が必要と考えられた患者さんがいらっしゃいましたら、遠慮なくご連絡ください。また、かかりつけの患者さんの定期的な内視鏡診断・各種画像診療の依頼も承ります。
主な対象疾患
・食道疾患
食道癌、逆流性食道炎、食道アカラシア、食道憩室、 食道破裂、食道裂孔ヘルニアなど
・胃十二指腸疾患
胃癌、胃ポリープ、胃・十二指腸潰瘍、胃粘膜下腫瘍、急性胃炎、 胃軸捻転など
・肝疾患
肝癌、B型肝炎、C型肝炎、肝硬変、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化症胆肝炎、自己免疫性肝炎、脂肪肝など
・胆道疾患
胆嚢結石、総胆管結石、急性胆嚢炎、胆道腫瘍など
・膵疾患
急性膵炎、慢性膵炎、膵癌、膵嚢胞性疾患など
・小腸疾患
小腸腫瘍、腸閉塞、感染性腸炎、クローン病、過敏性腸症候群など
・大腸疾患
大腸癌、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸憩室炎、急性虫垂炎、虚血性腸炎、腸捻転、便秘症など
ピロリ菌検査・除菌治療について
これまで、ピロリ菌の除菌治療は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者さんのみ認められていた治療でした。しかし2013年2月より、ピロリ菌感染のある慢性胃炎に対しても除菌治療が可能となりました。除菌治療により将来的な胃癌の発生を低下させる有効な治療法と考えられております。
当院では、ピロリ菌感染による胃・十二指腸潰瘍および慢性胃炎について、専門外来をもうけ、検査・治療を行っております。慢性胃炎やピロリ菌についてご心配な方は、お気軽にご相談下さい。
・以前の検査で「慢性胃炎」や「萎縮性胃炎」と言われていたが、ピロリ菌検査をしたことがない方
・健診で「ピロリ菌陽性」と指摘され、除菌をすすめられた方
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍と診断されたが、除菌治療を行っていない方、又は除菌したのか分からない方
消化器内科における地域連携
当科では、登録医となってくださっている先生方を中心に、患者さんの紹介を積極的にお引き受けしております。救急患者についても、ベッド稼働状況の許す限り緊急入院をお引き受けしております。平成23年度以降消化器内科診療の充実をはかり、毎年多くの患者さんを紹介いただけるようになりました。おかげさまで、紹介患者数・内視鏡件数ともに年々増加しております。ごくまれに満床などの理由からお引き受けできない状況が発生しておりますが、今後も地域の皆様に信頼していただけるよう、さらに消化器内科診療の充実をはかってまいりますので、皆様のご指導をよろしくお願い申し上げます。
年度別 内視鏡件数
平成
24年度 |
平成
25年度 |
平成
26年度 |
平成
27年度 |
平成
28年度 |
平成
29年度 |
平成
30年度 |
令和
元年度 |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
上部消化管内視鏡 | 2,724 | 2,822 | 2,708 | 2,777 | 3,300 | 3,296 | 3,365 | 3,348 | |
内
処 置 件 数 再 掲 |
内視鏡的 (食道) |
13 - |
22 - |
15 - |
23 1 |
25 7 |
30 2 |
31 1 |
27 - |
内視鏡的止血術 | 56 | 60 | 56 | 35 | 36 | 22 | 26 | 23 | |
内視鏡的異物除去術 | 7 | 8 | 7 | 7 | 4 | 2 | 2 | 4 | |
内視鏡的胃瘻造設術 | 47 | 37 | 32 | 21 | 40 | 31 | 28 | 21 | |
下部消化管内視鏡 | 1,216 | 1,400 | 1,378 | 1,525 | 1,800 | 1,709 | 1,611 | 1,699 | |
内
処 置 件 数 再 掲 |
内視鏡的
大腸ポリープ切除術 |
134 | 138 | 212 | 244 | 377 | 294 | 282 | 283 |
内視鏡的
粘膜切除術(大腸) |
216 | 263 | 234 | 204 | 189 | 148 | 137 | 124 | |
内視鏡的
粘膜下層剥離術(大腸) |
3 | 3 | 7 | 9 | 21 | 15 | 12 | 11 | |
内視鏡的
止血術(下部) |
9 | 15 | 17 | 24 | 14 | 15 | 7 | 5 | |
内視鏡的
大腸ステント留置術 |
10 | 12 | 8 | 6 | 1 | 4 | 3 | 4 | |
内視鏡的逆行性胆道膵管造影検査 | 101 | 117 | 91 | 159 | 124 | 107 | 100 | 86 |

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