レシピ紹介
じゃこ天
栄養管理課 管理栄養士 戸田 友里
じゃこ天は、愛媛県(特に宇和島市)にて食べられる郷土料理です。魚のすり身を油で揚げた料理ですが、由来については様々な説があります。「ホタルジャコ」を使用することから「じゃこ天」と呼ばれる説や、宇和島で漁獲される様々な小魚(雑魚)を使用することから「雑魚天」と呼ばれる説。また、そのルーツは、伊達秀宗が仙台の料理をしのんで作られたとも言われています。伊達秀宗は、宇和島の初代藩主ですが、伊達政宗の長男であり、仙台と歴史的な関わりがあります。愛媛県のスーパーでは野菜入りのじゃこ天など、様々な種類が並んでいるそうです。さつま揚げに似ていますが、さつま揚げは、魚のすり身を滑らかなペースト状になるまで練り上げていますが、じゃこ天は、小魚を丸ごと使用し、すり身状にしたものを揚げるため、小骨などの硬さが残り、ザクザクとした食感です。魚を丸ごと使用するため、カルシウムやDHA・EPAなど魚の栄養分が豊富に含まれています。
作り方
①魚のすり身をフードカッターにかける。
②材料を全て入れて、さらにフードカッターにかける。
③ボウルに移し、10回ほど打ちつけて空気を抜く。
④6等分に分けて形を整える。
⑤油で揚げたら出来上がり。
1人分栄養価
エネルギー:360kcal 塩分:0.3g