ワンポイントリハビリ
自宅でできる棒体操
リハビリテーション科 理学療法士 須藤 冴香
近年、自宅にいる時間が多くなっていませんか?日々の活動量が減少すると、日常生活活動(毎日の生活を送るために必要な食事・排泄・更衣・入浴・歩行・移動等の基本的動作)や認知機能の低下の恐れがあります。 今回紹介する棒体操は、どなたでも簡単にできる体操です。棒体操で身体を動かし、介護予防に取り組みましょう。
用意するもの
棒(手のひらで握れる太さで肩幅くらいの長さ)
※棒がない場合は、新聞紙を丸めたものでも代用できます。
開始姿勢
椅子座り、両手で棒を握ります。
棒体操の効果
・身体の柔軟性を高める。
・バランス能力を高める。
・転倒予防につながる。
①両腕を挙上する運動
腕を頭の上まで伸ばします。
注意点
・無理のない範囲で動かしましょう。
・呼吸は止めずに行いましょう。
・日常生活に取り入れ、継続しましょう。
②身体を横に倒す運動
①の状態からゆっくりと左右に動かします。
③身体を横に捻る運動
両手を胸の前で保持し、ゆっくりと左右に動かします。
④身体を前に倒す運動
両手をゆっくりとつま先まで伸ばします。