【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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南東北看護師コラム

「敗血症」について

救急看護認定看護師 西谷 佳功

 敗血症は、感染症に伴って生じる反応によって、組織や臓器の障害から命を脅かす病態です。

 私たちは通常、細菌やウイルスなどが体内に侵入すると、身体を防御する反応をおこします。そこで身体を防御することができれば、回復できます。しかし、場合によっては過剰な防御反応によって、臓器が障害されてしまうことがあります。この状態が敗血症です。

 敗血症対策は「予防」「早期発見」「感染症治療」「全身管理」「リハビリテーション」が5つの柱とされており、その中でも皆さんが行える対策で重要なのが「予防」と「早期発見」です。

 「予防」とは、まさに現在流行中の新型コロナウイルス感染症などの感染症予防が該当します。しっかりと手洗い・うがいをすること、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなどの予防接種も有効な予防対策と言えます。

 早期発見も重要です。再三ですが、敗血症は感染症が引き金になります。 肺炎、膀胱炎、傷の化膿などの感染症を発端に、1)熱が高い(38℃以上)、2)熱が低い(36℃以下)、3)脈が早い(90回/分以上)、4)呼吸が早い(20回/ 分以上)、5)意識状態が悪い(様子がおかしい)、6)全身がむくんでいる、7)血圧が普段より低い、8)手足が異常に冷たい、のうち二つ以上当てはまる場合は要注意です。 特に敗血症になりやすいとされる高齢者、乳幼児は自分の不調を訴えるのが苦手な場合がありますので、周囲の方々が注意してあげて下さい。

 ここまで簡単にご紹介しましたが、今回のコラムで敗血症について少しでも知っていただける機会となれば幸いです。

【引用・参考資料】

敗血症.com(日本集中医療学会、日本救急医学会、日本感染症学会)

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