ワンポイントリハビリ
肩こり予防 ~姿勢編~
リハビリテーション科 作業療法士 鈴木 雄大
頑固な肩こりの原因の一つとして姿勢があります。その中でも猫背や巻き肩といった姿勢は意識しないと、ついついとってしまう姿勢の一つだと思います。そこで今回は肩こりの原因と予防について姿勢に焦点を当て説明させて頂きます。
日本人で多いのが猫背や巻き肩の方です。
この姿勢は骨盤が後方へ引かれ、肩甲骨が外側に引っ張られ、さらに首の筋肉も引っ張られます。このような姿勢で長時間作業を行うと肩周りの筋肉の血流が阻害され、硬くなり、神経が引き延ばされます。これらが原因となり筋肉が本来の正しい働きができず肩こりに繋がります。



肩こり予防の姿勢とは?
① 骨盤を真っ直ぐに起こす。
② 首を前に出さず、顎を引く。(首、肩の筋肉が引き伸ばされにくくなる)
③ 脇をしめ、肩が外側に拡がらないようにする。(肩甲骨が外側に引っ張られなくなり、巻き肩の改善に繋がる)
④ 立位では膝を真っ直ぐに伸ばす。



上記のような姿勢は首回りや肩甲骨付近の緊張がほぐれ、血流や筋肉の硬さを改善させる効果が期待できます。日常生活で意識することで肩こりを感じにくくなったり、楽だなぁと感じることが増えてくると思います。無理のない範囲でぜひ良い姿勢を続けてみましょう。何かありましたらリハビリスタッフまでお声がけください。
※5月号に~運動編~を掲載予定です。