人生100年時代に向けた日常の健康管理
健診事業部 PETマネージャー 佐伯 悟
《 人生100年時代とは 》
最近、「人生100年」という言葉を耳にするようになりました。
多くの方が100歳まで生きるという意味でしょうか。
そこで調べてみたところ「2007年生まれの方々で100歳まで生きる方の割合が50%」という統計を見つけました。
終戦当時は「人生60年」と言われていたようですので当時から40年も寿命が伸びることになりますね。
《 第2の人生 》
多くの男性は「教育」⇒「就職」⇒「老後」というサイクルが一般的だと思います。
現在の平均寿命(男性80.98歳)で行けば65歳で退職し老後期間は10数年、これが人生100年となれば老後期間が20年ほど伸び30数年になるという理屈です。
こうなってきますと退職後に30数年間というたくさんの時間がある訳ですから、「老後」というより「第2の人生」と位置付けを変える必要があるのかもしれません。
あきらめていた夢に挑戦、人生の目標を1段階上げる、何と言ってもやり残したことが無いように…などなど。
思いは膨らみますが、それはあくまでも健康状態が保たれ体が自由に動くという前提でのお話。
《 日常の健康管理 》
では「どうすれば不自由な老後を送らずに済むのか」
生活習慣病にかからないよう気を配り、1年に1回健康診断でその成果をチェックする。
健康診断でカバーしきれない(予防が難しい)ものは「がん」と「認知症」ですのでPET検査や認知症リスク検査などを受けてみるのもいいですね。
《 ご提案 》
健康管理と言えば「適度な運動」や「バランスの取れた食事」などに意識が向いてしまいますが、その前に2つのご提案。
①睡眠時間を(最低)7時間確保:良い睡眠から得られる効果は絶大です
②1日に10回笑う:笑うふりでもいいそうです
箸を横にくわえて3秒間、これだけで笑ったことになるそうですので、是非試してみてください。
からだが動く今のうちから助走を始め今後に備えておくことは、第2の人生を有意義に過ごすための重要な戦略といえます。
多くの方が悔いの残らない人生を送れることをお祈りいたします。