薬局だより
薬の正しい保管方法
薬局 薬剤師 佐藤 賢志
薬を保管する際、全て同じように薬箱に入れておけばいいと思いがちですが、実際には薬によって保管方法が違います。温度や湿度、あるいは光の影響を受けやすいものなどもあって、それぞれに適した保管方法があります。今回は保管方法、保管に関する注意点についてご紹介します。
子供の手の届かないところに保管する
子供は何でも口に入れたがります。目を離した隙に子供が誤って飲まないよう、子供の手の届かないところに保管しましょう。
もし、お子さんが薬を間違って飲んでしまった時には、体の状態や薬の名前、飲んだ量を確認したうえでお近くの医療機関に連絡し、必要に応じて受診してください。
高温、湿気、日光を避ける
薬によっては温度・湿度・光に対して不安定な場合がありますので、直接日光のあたる場所、高温・多湿を避けましょう。車の中に置くのも良くありません。
薬以外(農薬、殺虫剤・防虫剤やお菓子、飴類)のものと区別して保管する
農薬、殺虫剤・防虫剤などと一緒に保管して、誤って飲んでしまうと非常に危険です。お菓子や飴類との保管も同様です。また、菓子類の容器に保管しておくことは子供の誤飲につながる可能性があるため、避けましょう。
最後に
保管に注意が必要な薬に関しては、薬剤師から保管方法の説明があります。保管方法に関すること以外でも、薬について疑問点等ございましたら、いつでもお気軽に薬剤師までご相談ください。