【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

診療受付時間(月~土 8:30)休診日(日・祝・年末年始12/30-1/2)

top_set_01-1 top_set_01-2 top_set_01-3

広報誌「みな・みな・ねっと」

ホーム 当院について 診療科のご案内 健診・PETのご案内 採用情報 交通アクセス

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)と消化器内視鏡検査

消化器内科科長 須藤 晃佑

 未曽有の災害となっている新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の拡大に伴い感染予防が重視されています。

 日常生活ではもちろん、医療現場ではなお慎重な対応が必要です。

 内視鏡検査において、上部内視鏡検査(胃カメラ)ではむせ込み、咳を誘発させることがあります。また下部内視鏡検査(大腸カメラ)では便からウィルスを検出することがあるといわれています。胃カメラ、大腸カメラともにウィルスを拡散するリスクがあると判断されており、医療者への暴露はもちろん、空気中へ拡散されたウィルスにより次に検査をうける患者さんへの暴露も心配されます。

 4月になり緊急事態宣言の全国への拡大に伴い、各種学会からも検査対応の指針が公開され、当院でも慎重な対応を行っています。

 COVID-19感染が確定している方、疑われる方は緊急治療が必要な場合以外は内視鏡検査を行っておりません。

 下記の条件にあてはまると感染疑いとなります。

 条件に該当しない方は検査が可能ですが、無症状にウィルス感染をきたしている方も報告されております。

(なお6月執筆時の状況での情報提供です。COVID-19による情勢は日々、状況が変わっていますので、常に最新の情報に応じて病院での体制も変更していきます。)

・風邪の症状や37.5℃以上の発熱がある方

・2週間以内にCOVID-19の患者やその疑いがある患者と濃厚接触歴がある方

・2週間以内に渡航歴のある方

・強い倦怠感や息苦しさのある方

・味覚、嗅覚異常のある方

・4-5日持続する下痢のある方

 4-5月は新規の検診の内視鏡検査は受入れ中止となり定期検査も先延ばしになっている状態でした。現在は慎重な対応の元で検診を含め検査は可能となっています。実際に検診や定期検査を長期に先延ばしにし続けることは癌の早期発見を遅らせる可能性があるため非常に悩ましい問題となっています。

 現状では医療従事者、検査をうける患者さんの感染リスクを少しでも減らすために、内視鏡検査の際には通常使用するマスク、手袋、ビニールエプロンに加えて長そでのガウン、キャップ、フェイスシールドを使用し、感染防御を行っています。

 今後は全国の感染状態の動向、防護具の残数、社会情勢も考慮しながら検査体制を柔軟に対応していく必要性があります。

 少しでも早くCOVID-19の鎮静化を期待します。

▲みな・みな・ねっと 8月号に戻る

ftr_logo

〒989-2483 宮城県岩沼市里の杜一丁目2-5
TEL 0223-23-3151 FAX 0223-23-3150

個人情報保護法施行により、ホームページに掲載されている写真はご本人の承諾を得ております。

Copyright c 2005 Minami Tohoku Hospital. All Rights Reserved