【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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認定看護師コラム

新型コロナウイルスからの熱中症とサルコペニア

救急看護認定看護師 西谷 佳功

 今年は新型コロナウイルス(COVID-19)が世界的に流行し、世界中で緊急事態宣言が発令されました。日本でも2020年4月7日に緊急事態宣言が発令され、自宅待機せざるを得ない状況となりました。感染症の恐怖を身近に感じながらも、少しでも早く日常が戻ってくることを心から願うばかりです。

 私がこの記事を書いているのは、緊急事態宣言中である4月末です。そのため、今回の記事が掲載される7月には緊急事態宣言が解除されていることを期待しています。

 緊急事態宣言により、自宅待機となったことでの心配事をお話しようと思います。

 1つ目が、熱中症です。人間の体は、環境に適応しようとする力があります。春夏秋冬と季節の変化に適応するために少しずつ調整されていきます。しかし、今年は新型コロナウイルスのために自宅にいる時間が長くなり、季節を感じにくい環境にあったと思います。そのため、夏場を迎え突然暑くなると熱中症になりやすい状況にあるのではないかと予想されます。今年はより一層熱中症予防に注意していく必要があるでしょう。

 2つ目は、筋力の低下です。自宅待機にともない、活動量が減少した結果、筋力が低下していることが予想されます。筋力の低下のスピードは思ったより速く、臥床安静で1日あたり1~3%、3~5週間で約50%という報告があるそうです。しかし、筋力の低下に比べ、筋力の回復には時間がかかります。筋力低下に伴う活動量の減少・また制限がかかることで、さらなる筋力低下を引き起こすという悪循環になる恐れがあります。高齢の方の筋力低下は、日常生活に支障をきたし、さまざまな健康障害が生じる可能性があります。そのため、自分に合った方法で活動を継続する必要があります。

 健康であるためには予防や早期対処が必要だと改めて感じております。大変な状況下ではありますが、健康であるために手洗いやうがいなどのすぐに実行できる予防から始めてみてください。

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