【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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診療受付時間(月~土 8:30)休診日(日・祝・年末年始12/30-1/2)

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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認定看護師コラム

採血のお話

がん化学療法看護認定看護師 佐藤 あや

 病院を受診すると採血の検査を行うことが多くあると思います。血液を調べることで各臓器や全身の状態を知る手掛かりとなるので、採血はとても重要な検査になりますが、血管が見えにくい方や痛みに弱い方、一時的に意識消失したことがある方など、不安をもって採血に臨む患者さんも多くいらっしゃいます。

 血管が見えにくい方は、採血前に穿刺部位を温めておくことで採血し易くなります。使い捨てカイロなどで温めたりすると効果的です。また、腕をぶらんとぶら下げて手を握ったり開いたりすることも推奨されます。1回の採血の量は検査の内容にもよりますが10~15ml前後です。採血の試験管の量が多いと「こんなに採るの?」と不安になることがあるかもしれません。しかし血液は体重の1/13、体重が50kgの方でしたら400mlの献血までは安全とされています。それを考えれば影響のある量ではありません。採取した自分の血液をみて「ずいぶん黒いね。大丈夫?」と聞かれる方もいます。静脈血は黒っぽく見えます。これは、血液は肺で酸素を受け取って赤い動脈血になり、そこから体中で酸素が使われて、二酸化炭素を多く含む黒っぽい静脈血になるからです。

 また、採血に伴う合併症では、皮下出血が多くみられるかと思いますが、穿刺後の不充分な止血操作が原因の多くにあげられます。採血後は圧迫止血を5分間(抗凝固剤を内服されている方は止血が確認できるまで)行い、十分な止血をする必要があります。また、採血の都度気分が悪くなるという方は、血管迷走神経反射の可能性が高いです。神経が興奮し急激に血圧が下がるために、めまいや気分不快、意識消失などを引き起こします。このような症状を以前に起こした経験がある方は、看護師にお伝えください。少しでも、不安を少なく検査が進められるよう努めていきたいと思います。

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