ワンポイントリハビリ
冬におさえておきたいストレッチ
リハビリテーション科 理学療法士 池田 ひろか
朝から寒い日が続き、布団から出るのが億劫な季節がやってきました。特にこの時期は寒さの影響で身体が冷えて筋肉や脂肪が硬くなりやすく、身体の活動も制限されるので血流が悪くなります。その結果、疲労物質が血液に溜まり、痛みに繋がることもあります。また、血行不良が新陳代謝の低下を引き起こし、様々な不調の原因ともなり得ます。そうなる前に、日常生活に少しでもストレッチを取り入れ、寒い冬も元気に過ごせるように対策をしておきましょう。
~ストレッチをした方がよい筋肉は?~
寒くなると血流が滞り“こむら返り”が起こりやすくなるため、ふくらはぎの筋肉をストレッチして予防していきましょう。また、足の裏の筋肉は負荷がかかりやすく疲労しやすいため、日頃から伸ばして硬くならないようにしましょう。
~ストレッチのご紹介~
ふくらはぎのストレッチ
【方法】 |
・両足をそろえて立ち、片足を大きく1歩後ろに引く ・両手は前足の太ももに添えて前足に体重をかける ・左→右を1~3セット繰り返す |
足のストレッチ
【方法】 |
・右足の膝を伸ばし、踵を床につけてつま先を天井に向ける ・両手は足の付け根部分に添え、背筋を起こす ・膝が曲がらないようにしながら身体を前に倒す ・身体を前に倒しながら伸ばす ・左右各1~3セット行う |
痛みを感じない程度に、ゆっくり深呼吸しながら行いましょう。1日1回からでも継続することが大切です。寒さを乗り越え、暖かい季節に向けて元気な身体作りをしていきましょう。