ワンポイントリハビリ
リハビリテーション部門の概要
リハビリテーション科 理学療法士 富樫 貴寿
当法人には271床の総合南東北病院を始め、介護老人保健施設サニーホーム等の併設の施設があります。リハビリテーション部門は理学療法・作業療法・言語聴覚療法の3部門で構成され、スタッフは前述の法人内各部署に配属され、早期リハビリテーションから回復期、生活期まで一貫してサポートできる体制を整えています。
急性期のリハビリテーション 病床数221床
当院では脳血管疾患・整形外科疾患・心疾患・呼吸器疾患・神経難病等で入院された患者さんに対しリハビリテーションを実施しています。
回診やリハビリカンファレンスを通して、患者さんの身体状況や入院期間等について医師をはじめとする各職種間で検討や情報共有を行い、早期退院を目指しています。
また、ロボットスーツHALR医療用や末梢神経磁気刺激装置Pathleader(パスリーダー)、機能的電気刺激療法IVESなど最新で効果的な治療・評価機器を活用し身体機能・能力の改善を促進しています。
回復期のリハビリテーション 病床数50床
回復期リハビリテーション病棟では、365日リハビリテーションを提供できる体制を整えており、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など多職種が協働してサービスを提供しています。また、すべての回復期リハビリテーション病棟入院患者に対し、多職種による定期的なカンファレンスも行っています。
運動療法室・作業療法室での身体機能的リハビリだけでなく、生活場面を意識した病棟での身辺動作・日常生活動作(ADL)の練習を積極的に実施しています。また、患者さんの必要に応じて家事や仕事などの手段的日常生活動作(IADL)の練習、外出の練習も行っています。さらに、自主練習の指導や家族指導、自宅の動作指導など、退院後の生活に向けた支援にも積極的に取り組んでいます。
在宅のリハビリテーション
通所リハビリテーション定員100名
訪問リハビリテーション対象地域
(岩沼市・名取市・亘理町・柴田町)
当院通所リハビリテーションは、要介護・要支援・短時間型の3つのコースで構成されています。各コースには理学療法士・作業療法士がそれぞれ配置されており、医師の指示に基づき身体・精神的機能に合わせたリハビリテーションを提供しています。また、病院等の退院直後の方には、自宅での生活がスムーズに送れるような支援を行っています。
訪問リハビリテーションでは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がご自宅に訪問し、日常生活の自立を目的としたリハビリテーションを提供します。また、リハビリテーションを通じて住み慣れた地域社会で、自宅にて安心して日常生活を営むことができるように支援しています。
介護老人保健施設サニーホーム
入所定員100名、通所定員40名
サニーホームは、在宅復帰・在宅支援を担う在宅強化型の介護老人保健施設です。
入所中の方、通所リハビリテーションを利用している方に対して、理学療法士・作業療法士が医師の指示に基づき生活機能向上を目的にリハビリテーションを実施しています。
また利用者本人へのリハビリテーションだけでなく、ご家族やヘルパーなど支援される方々への指導や生活環境の調整も行っています。