【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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これからは糖尿病、メタボにならないよう食べ過ぎに注意する時代!

副院長・外科科長 吉野 泰啓

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 先日市民公開講座で大腸癌のお話をした際、日本人の死因別死亡率の長期推移のグラフを提示しました(図)。このグラフから、いわゆる戦後から現在までの医学の進歩やこれからの課題などが見えてきたのでお話したいと思います。戦前から戦後間もなくは結核や感染症が死因の多くを占めていましたが、栄養状態の改善や抗菌薬、抗生物質の出現に伴い感染性疾患が大幅に減少し、結核対策(検診やBCG接種などの予防対策)も功を奏して、これらにかわって悪性新生物(癌)、脳血管疾患、心臓疾患など老化と結びついた疾患が増大してきました。これらは3大成人病と称され、その後糖尿病や肥満、高脂血症などいわゆるメタボを含め、1996年頃から新たに「生活習慣病」と称され、主たる克服対象となっております。

 現在日本人の死因のトップは悪性新生物(癌)であり、ほぼ3人に1人は癌で亡くなっているのは良くご存じかと思います。癌で亡くなる方、肺炎(特に誤嚥性肺炎)で亡くなる方が増えているのは間違いなく日本人の寿命が伸びて高齢者が増えていることが原因です。一方戦後しばらく死因の第1位であった脳血管疾患(特に脳出血)が減少したのは保健教育(公衆衛生)で、塩分控えろ、血圧上がるぞ、脳出血になるぞと耳にタコができるくらい教えられたことでひどい高血圧の方が減ったためと考えられます。死因第2位である心疾患は心筋梗塞が主たるものですが、その原因は糖尿病に代表されるいわゆるメタボにより冠状動脈硬化が進行して発症するものです。そして同様の原因で脳動脈硬化が進行して発症する脳梗塞も決して減っておらず、動脈硬化の予防についてもっと教育すべきと考えます。日々診療をしていると、患者さんの多くの方は糖尿病、動脈硬化が、あまりにありふれている病気であるためか、どれだけ危険であるかほとんどわかっていません。

 私達の世代は義務教育において「栄養障害にならないように好き嫌いなく何でもたくさん食べなさい。食事を残すことは犯罪です。」と教育されました。食事を残すことが犯罪か否かの議論はここではしません(笑)が、物が満ちあふれている現代の日本においては、よほどの偏食や貧困でない限り栄養障害など起こりえません。ビタミンB?不足で脚気になるなどと教育するより、これからはもっと食べ過ぎ、太りすぎ、メタボ、糖尿病がいかに危険かについてしっかり教育することが必要と考えます。

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