【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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認定看護師コラム

帯状疱疹について

感染制御実践看護師 佐々木 みゆき

 今回は新しい話題をお知らせしたいと思います。

 皆さんは帯状疱疹をご存知ですか?昔は「つづらご」といった方もいたようですが…。

 身体の左右どちらか一方にチクチク・ピリピリとした痛みを感じた後に赤い斑点と水ぶくれが帯状に現れる病気です。帯状に出現するため「帯状疱疹」と言われています。

 発症しやすい年齢は50歳から70歳代とされ、原因は身体の中に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスによって発症します。ですから幼少期に水痘(みずぼうそう)にかかったことのある方はだれでも発症する可能性があります。また、ふつうは赤い斑点と水ぶくれが治れば痛みもなくなりますが、一部の方にピリピリとした痛みが残る場合があります。それを「帯状疱疹後神経痛」といい、ウイルスによる神経線維のダメージによって引き起こされ神経痛に悩ませられます。神経線維の修復には2から3年かかるといわれています。

 このような痛みに悩ませられないよう2016年3月から、この帯状疱疹の発症を予防するため予防接種を受けられるようになりました。(現在当院では予防接種は行っておりません。)

 現時点では肺炎球菌ワクチンのように高齢者の定期接種とはなっていません。しかし、希望すれば受けられる施設もあるようです。適応は50歳以上で費用は保険が適応しませんので約1万円程度かかるようです。アメリカでは60歳以上の成人に接種した効果を判定したところ帯状疱疹発症予防が39.6%、帯状疱疹後神経痛予防については60.1%予防効果があったと報告されています(接種後5年以内の結果)。日本でもこのような報告を受けて、厚生労働省は現在、高齢者の定期接種を検討し始めました。

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