ワンポイントリハビリ
ロボットでリハビリ!? ~ロボットスーツHALRの紹介~
リハビリテーション科 理学療法士 佐藤 いつみ
当院では、7月よりロボットスーツHALR(医療用下肢タイプ)を導入し運用を開始しています。神経難病患者さんの立ち上がりと歩行を支援するロボットの導入は県内で二か所目になります。
① ロボットスーツHALRとは
Hybrid Assistive Limbの略で、腰から足にかけてロボットスーツを装着し使用します。太ももなどの皮膚に電極を貼り、体を動かす時に発生する微弱な電気信号を読み取り、モーターで装着者の脚の動きをサポートします。平成28年度から緩徐進行性の神経・筋難病疾患の患者さんに医療保険が適用されました。当院ではロボットスーツHALR医療用下肢タイプを導入し、平成29年7月から運用しています。
② 目的
ロボットスーツHALRを装着し下肢の動きをアシストしながら歩行運動を繰り返すことで歩行能力の低下を予防します。それにより、これまでより長い期間歩く能力を維持することが期待できます。
③ 対象疾患
脊髄性筋委縮症、球脊髄性筋委縮症、筋委縮性側索硬化症、筋ジストロフィー、先天性ミオパチー、シャルコー・マリー・トゥース病、遠位型ミオパチー、封入体筋炎
【平成29年8月24日の河北新報に掲載されました】
【ロボットスーツHALR】
*当院では、外来(要予約)でHALR担当医の診察を受け、装着の可否を判定します。その後、入院にてロボットスーツHALRを用いたリハビリテーションを行います。まずは、お電話にてご相談ください。
問い合わせ TEL:0223-23-3151(代表)(月~土曜日 8:30~17:00)