【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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「廃用症候群」をご存知ですか?

リハビリテーション科科長 近藤 健男

 「廃用症候群」この言葉は最近ではかなり一般的になってきましたが、私がリハビリテーション科の医師になった15年前は医療関係者でも知っている人はごくわずかでした。

 簡単に説明しますと、体は使わないでいると衰弱して機能が落ちてしまうことを総称して「廃用症候群」と呼びます。

 医療の世界に限ったことではありません。皆さんはガガーリンをご存知でしょうか?1961年に初の有人宇宙飛行に成功し「地球は青かった」と言ったとされる(実は言っていないらしい)ソビエト連邦屈指の空軍パイロットです。当時からアメリカ合衆国とソビエト連邦の宇宙開発競争は激しかったのですが、両国の最も大きな悩みはロケットの性能や安全性などではなく、パイロットの体の問題でした。パイロットが長時間、無重力状態で過ごしたのち地球に帰還すると、筋肉が衰弱し足腰が立たなくなることでした。これは、無重力状態による足腰の筋肉の「廃用症候群」が原因です。これを克服したのがNASAの宇宙医学の力でした。初の人類月面着陸を果たしたアポロ11号のアームストロング船長らは8日間にもわたる無重力状態宇宙飛行にも関わらず、地球到着直後にヘルメットを片手に抱え、もう片方の手を大きく振りながらアメリカ国民の歓声にこたえていました。これは地球と月を往復する間、宇宙船内で下半身を中心とした筋力訓練を怠らないという飛行プログラムのおかげでした。

 屈強な若者でも無重力空間に2週間いると30%筋肉が減少することが知られています。ましてや高齢の病人をベッド上で2週間安静にさせると、病気が治っても足腰が立たなくなるのは当然です。

 リハビリテーションの役割は様々で、最もよく知られているのが「病気やけがで失った機能を回復させる」ことです。しかし、これだけではなく「廃用症候群を予防する」ことも重要な役割のひとつです。昔は病気の治療は「まず第一に安静」とされていましたが、現在は「いかに安静にせず病気を治療する」かが重要となってきています。

 病気やけがが治ればすぐに家に帰れる体力を保つ治療をリハビリテーションの立場から考えて、これからも実践していきたいと思っています。

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