ワンポイントリハビリ
食事の姿勢 ~ご飯をおいしく食べるためのポイント~
リハビリテーション科 作業療法士 畠山 舞
ご飯を食べる時に、飲み込みづらかったりむせたりする方はいないでしょうか?そんな時に注意して頂きたいのが食事の姿勢です。姿勢1つで噛んだり飲み込んだりといったことを楽に行うことができます。今回はいくつかのポイントを紹介しますのでぜひ参考にしてください。
テーブルと椅子の高さ
高すぎるテーブルや椅子は、口元までお箸やスプーンを運びづらくなったり、前かがみになりにくくなる原因となります。肘が約90度曲がる位がちょうど良い高さです。
足が床にしっかりついている
足が床につくことで、姿勢が良くなります。また浮いている時に比べて、身体に力が入るのでよく噛んで食べることができます。
やや前かがみの姿勢
背もたれからやや身体を離しましょう。首の筋肉の緊張がとれ食べ物を飲み込みやすくなります。
太ももが座面についている
しっかり深く腰掛けることで身体を前かがみにしやすくなります。
まとめ
●丁度良いテーブルの高さにすることで、口元までお箸やスプーンを運びやすくなります。
●太ももが座面につき深く腰掛けることで、前かがみになりやすい姿勢を作れます。
●また、両足に体重が乗り、身体に力が入るため食べ物をよく噛んで飲み込むことができます。
食事はできるだけ椅子に座って食べると良いとされています。また、持ちやすいスプーンやお箸、食器といった自助具もあり様々な工夫が可能です。他にも多くのポイントがありますのでお困りの際にはリハビリスタッフまでお声を掛けて頂ければと思います。