ワンポイントリハビリ
体幹のストレッチ part2
リハビリテーション科 作業療法士 赤石 美郷
腰痛や肩こりは背中にある筋が硬くなって生じるものですが、筋が硬くなる原因の1つとして加齢に伴う姿勢の変化(背中が丸くなる等)が挙げられます。ストレッチポール(LPN社)を使った姿勢改善の方法がありますが、これは背中の筋だけでなく、姿勢に影響を与える胸・肩関節周囲の柔軟性改善にも効果的と言われています。今回は自宅で行えるストレッチ方法をお伝えしたいと思います。
左側がストレッチポール、右側が厚手のバスタオルやタオルケットを巻き、ガムテープで巻いた代用品です。
ストレッチポールの上に寝る
背中を沿わせるようにしてゆっくり仰向けに寝ます。
頭~お尻を乗せ、両手は少し広げて床につき、膝は立てます。
まずは3~4回ゆっくり深呼吸をしましょう。
▼ 腕を動かすことで、胸・肩のストレッチに繋がります。
床みがき運動
両ひじと手首を床につけたまま小さく円を描くようにクルクルと回します。
回数:10回程
“Z”を作る
両ひじをつけたまま、写真のように手で“Z”の形を作ります。この時、わきの下は軽く開けるようにし、出来る限り胸を張るようにしましょう。この姿勢を10秒間保持したら腕を逆向きにします。
注意点
息苦しさや痛みがある場合は無理をしないようにしましょう。