ワンポイントリハビリ
頸部・上部のストレッチパート2 ～タオルを使って～
リハビリテーション科 作業療法士 佐藤 秀一
はじめに
最近では仕事にパソコン、暇な時間には携帯電話・スマートフォンでゲームなどをすることで、肩こりや首の痛みを発症する人が増えてきています。それは筋肉の疲労や同一の姿勢をとり続けることで、首回りの筋肉（主に僧帽筋と言われる）が緊張してしまっているからだとされています。その筋肉をストレッチすることで疲れが軽減されます。
今回はタオルを使用して出来る、首回りのストレッチについてご紹介します。
ストレッチその①（僧帽筋上部・中部）
・両手でタオルの端を掴みます
・伸ばした状態で腕を上げます
・そのまま頭の後ろ側までタオルを下ろし10秒間保ちます
・これを5回ほど繰り返します
ポイント：しっかり腕を下ろすようにしましょう
ストレッチその②（僧帽筋中部・下部）
・背中側にタオルを回しタオルを掴みます
・伸ばした状態で腕を上げます
・上げた状態で10秒程度保ちます
・これを5回ほど繰り返します
ポイント：胸を張るように行いましょう
ストレッチその③（僧帽筋下部）
・机を寄せて、椅子に座ります
・タオルを用意し、両手を置きます
・テーブルを拭くように前へ身体を曲げていき背中を伸ばします
・伸ばした状態を10秒ほど保ちます
・これを2～3回繰り返します
ポイント：顔は下を向き、腕はしっかりと伸ばしていきます
※ストレッチはゆっくりと数回繰り返すことが効果的とされています。痛みが出ない範囲・回数で無理はせずに行っていきましょう。
