【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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診療受付時間(月~土 8:30)休診日(日・祝・年末年始12/30-1/2)

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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東北復興

脳神経外科科長 風間 健

 2015年1月より総合南東北病院に赴任し脳神経外科に所属した風間と申します。赴任してきた理由の一つに、東北復興に加担したい、との思いもあり、やってまいりました。宜しくお願い致します。

 4年前の東日本大震災後の2011年4月、前任の病院では最初に手を挙げ、宮城県の石巻に、長野県からの医療救護班の一員として2泊4日で東北を訪れ、医療救護させていただきました。当時は体育館の避難所内の仮設診療所をまわり、診療させていただきました。震災後ちょうど1か月経つころでしたが、町は がれきだらけ、泥だらけで、「1か月も経つのに、まだこんなに がれき だらけなのか.....」と、衝撃を覚えました。以後、被災地のことが頭から離れず、常にニュースをチェックしています。小さな雑誌ですが、小論文も書きました。

 4年が経過し、こちらに来て、テレビではみていましたが、いまだに仮設住宅が厳然と、整然と、大量に並んで存在していることに、またまた衝撃を覚えました。総合南東北病院の病棟からも、隣の市民会館の駐車場に整然と並んだ仮設住宅がみえます。いまだ東北復興は道半ばである、と仮設住宅を見るたびに心が痛みます。

 しかし、東日本大震災から3年半で、被災地で最も早く集団移転先の宅地造成を始めたと、岩沼市は最初の集団移転が決まった地域としてニュースになっていました。また、岩手県陸前高田市の「奇跡の1本松」は繰り返し報道されていますが、岩沼市の海岸沿いにも、津波に耐えた松が厳然と残っていることも知りました。自分一人で復興していくことはできませんが、少しずつ進む復興に協力はしていきたいと感じています。

 仕事面では、脳神経外科・脊髄外科の分野で、腰痛や頸部痛と手足のしびれ、頭痛や半身不随、頭の怪我などを診療しますが、こちらも患者さんの治る力を助けることが主になっていると感じています。できる限りの医療はいたしますが、こちらも患者さんの治る力に協力していきます。

 その後も復興は続ける必要があるとは思いますが、まずは総合南東北病院の病棟から、整然と並んだ仮設住宅がみえなくなるまで、東北の住民の一員として、一緒に東北復興を目指したいと考えておりますので、宜しくお願い致します。

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