ワンポイントリハビリ
日常生活動作におけるひと工夫~調理編~
リハビリテーション科 作業療法士 佐藤 玲香
調理動作は作業量が多く、握る力が弱い方や疲れやすい方にとっては負担の大きいものです。その負担を軽減するための工夫や道具を紹介したいと思います。
包丁:柄が太いもの・形状がL字のもの(図1)
握る力が弱い方、手や指に変形がある方でも力を出しやすいです。
キッチンばさみ
肉やネギなどは包丁よりも切りやすい場合があります。バネつきのはさみも市販されており、バネの力により開閉がスムーズで負担が少なく利用できます。
電子レンジ
カボチャなどの固い野菜は、電子レンジで柔らかくすると切りやすいです。
瓶の蓋開け:ボトル・キャップオープナー(図2、3)
瓶やペットボトルの硬いキャップ、開けにくい缶のプルタブを楽に開けることができます。電動タイプも市販されています。
フードプロセッサー
みじん切りなど、細かく切る手間を省けます。
紹介させていただいた内容は一例で、個人の身体状況や住環境、予算によって異なると思われます。ご質問等ありましたら、リハビリテーション科の作業療法士まで気軽にお声掛けください。