ワンポイントリハビリ
安全に食事をしよう
言語療法室 言語聴覚士 剱物 梨菜
食事中に、むせていませんか?
これは、食べ物が本来通るべき食道ではなく、気管に入ってしまうこと(=誤嚥)で起こる反射です。誤嚥により、気管をふさいで窒息に至ったり、肺炎を引き起こしてしまったりする可能性があります。
このような危険を予防し、安全に食事をとるためには…
①食事の前後は、口の中を清潔にする
誤嚥した時に口の中の細菌が気管に入り込み、肺炎を引き起こす原因となります。口の中は清潔に保つことが大切です。
②食事に集中できる環境にする
テレビに気を取られないよう、食事中はテレビを消すなどして、食事に集中できるような環境を整えましょう。
③一度に多量の食べ物を口に入れない
ひと口の量が多くてむせてしまう場合には、底が浅く小さいスプーンを使うなどの工夫も必要です。
④よく噛んで、少しずつゆっくり食べる
かき込むように急いで食べると、喉に詰まらせたり、むせる可能性が高くなります。よく噛み、しっかり飲み込んでから、次の食べ物を口に運ぶようにしましょう。
♪このようなことに気をつけながら、安全に、おいしく食事をしましょう♪