【宮城県岩沼市】24時間救急診療を提供できる救急指定病院。土曜診療も受付可。
宮城県岩沼市 社会法人将道会 総合南東北病院-救急指定病院-

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広報誌「みな・みな・ねっと」

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薬局だより

医療用医薬品と一般用医薬品

薬局 薬剤師 中田 真生

 薬は病院から処方されて服用するものでしたが、最近はドラッグストアやコンビニでも医薬品を購入することが出来ます。病院から処方される薬を「医療用医薬品」、ドラッグストアで購入できる薬を「一般用医薬品またはOTC医薬品」と言います。OTCは英語のOver The Counter Drugの略で、カウンター越しにもらう薬という意味です。

医療用医薬品と一般用医薬品では、どう違うのでしょう?

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 厚生労働省の定義では、医療用医薬品は『医師若しくは歯科医師によって使用され又はこれらの者の処方せん若しくは指示によって使用されることを目的として供給される医薬品をいう。』一般用医薬品は『医療用医薬品として取扱われる医薬品以外の医薬品をいう。すなわち、一般の人が薬局等で購入し、自らの判断で使用する医薬品であって、通常、安全性が確保できる成分の配合によるものが多い。』となっています。医師の判断で服用するものと自己判断で服用できるものの違いですね。

 一般用医薬品は自己判断での服用が可能となっているので、安全性を重視し医療用医薬品と比べて容量が1/2~1/3となっています。とは言っても、絶対に一般用医薬品を2~3倍服用してはいけません。

 また、医療用医薬品の多くが単一の成分しか含まないのに対し、一般用医薬品の多くは配合剤です。風邪薬を例にすると分かりやすいのですが、一般用医薬品では『総合感冒薬』と言われ、風邪の様々な症状に広く対応できるように、多くの種類の薬が一つになった商品が主です。医療用医薬品でも配合剤はあるのですが、咳にはこの薬、発熱にはこの薬といったように一つの薬の中には一つの成分といったものが主です。

 さらに、一般用医薬品も第1類~3類に分類されていたり、スイッチOTCやダイレクトOTCと呼ばれるものもありますので、それについては来月号で詳しく説明したいと思います。

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 病院から薬を処方されている場合は、基本的に一般用医薬品を服用しないようにして下さい。一番良いのは、かかりつけの医師に相談して医療用の薬を処方してもらうことですが、もし一般用医薬品を購入する場合は、購入前に販売しているお店の薬剤師に相談するようにしましょう。

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