ワンポイントリハビリ
最近よく転びませんか?~簡単ロコモチェック~
リハビリテーション科 理学療法士 太宰 弘樹
ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは広い概念で、筋肉・骨・関節等の障害により足腰が弱くなり、将来介護が必要になったり寝たきりになる可能性が高い状態をいいます。これが進行すると転倒し骨折、歩けなくなるなどの危険性が考えられ、早い段階に自分で気付くことが重要となります。
そこで、今回はロコモチェックと簡単に出来る予防体操をご紹介したいと思います。
◆7つのロコモチェック-あなたはいくつ当てはまりますか?-
①片脚立ちで上手くバランスが保てず靴下が履けない
②家の中でよくつまずいたり、滑ったりする
③手すりがないと階段を登るのが困難
④横断歩道を青信号の間に渡りきれない
⑤15分くらい続けて歩くことができない
⑥買い物の荷物を持ち帰るのが困難(1Lの牛乳パック2個程度)
⑦掃除機の使用、布団の上げ下ろしが困難
※上記の中で一つでも当てはまれば、ロコモの心配があります。
◆今からできる寝たきり予防-簡単ロコモ体操-
①片脚立ち
テーブルなどを支えに、左右の脚で1日3回1分間ずつ行いましょう。これは骨にとって、1時間のウォーキングに匹敵する効果があります。
②スクワット
安全のため椅子を用意し、足は肩幅に開き、腰掛けるようにゆっくり膝を曲げます。この時、膝が90°を超えないように注意。深呼吸をしながら5~6回を1日3回行います。
○上記は一部の例であり、その他ウォーキングなど無理のない範囲で行うことが大切です。