ワンポイントリハビリ
指先の運動で脳を活性化!!
リハビリテーション科 作業療法士 山川 裕崇
脳の中で、手や手の指の動きをつかさどる領域は極めて広範囲です。そのため、手や手の指を積極的に使えば使うほど、脳の血流が増え、神経細胞も発達し、脳の働きが活性化することが分っています。
そこで今回は、簡単に出来る脳の活性体操をご紹介したいと思います。
1.指先の曲げ伸ばし
(1)肘を90度程度に曲げます
(2)指を伸ばします
(3)指に力を入れ、第2関節をしっかりと曲げます
(4)指を伸ばします
(5)指先だけに力を入れて、曲げ伸ばしを10~15回繰り返します
2.両手の指の押し合わせ
(1)両手の指先を胸の前で合わせます
(2)両手の指をゆっくりと押しながら、つけ根までを合わせ、5秒間押した後、緩める動作を繰り返します
(3)指先を合わせたまま肘を少し持ち上げると刺激が大きくなります
3.指反らし
(1)片方の指をもう一方の手で持ち肘を伸ばします
(2)親指を除く4本の指のつけ根の関節を、息を吐きながらゆっくりと手の甲側に反らします
(3)5秒程度反らした後、緩めます
(4)5~10回反復後、手を交代します